【7月29日 更新】栽培活動を通して~苗植えその後・・・~

2020.07.29 16:30:07

本園では年齢、発達段階に応じた夏野菜の栽培活動を通して、

様々な学びをしています。今回はその様子をお知らせします。

 

【3歳児】

 3歳児は、みんなで一緒にミニトマトを栽培しています。

 臨時休業中の6月、教師がプランターに苗を3つずつ植えたミニトマト。

 子ども達はミニトマトを自分の赤ちゃんのように大事に思い、

 毎日、一生懸命にお水やりをしました。

 ミニトマトが緑から赤に変化していくと

 「わぁ~、赤くなってきた!」「早く持って帰りたいな~」と

 ドキドキワクワク。いよいよ迎えた収穫の日。

 ミニトマトを小さい手の平でギュッと握り、

 大切に持っている姿が印象的でした。

 

【4歳児】

 4歳児は6月の臨時登園日にミニトマトを一人一鉢植えました。

 教師から苗を植える行程を聞き、安心して活動できるよう、

 一つ一つ確認しながら行いました。

 まずはプランターに土を入れ、「どれにしようかな?」

 苗を選びました。

 苗を折らないようにそ~っと人差し指と中指で挟んで、

 ポットからプランターへ。

 昨年、みんなで一緒に栽培した経験、そして、今度は

 自分の鉢があるうれしさからか、毎日の水やりも

 大ハリキリです。

 「めっちゃ、赤なっている!」

 「ぼくの背より、高くなってる!」

 「帰りにとって帰ろう!」と友達と言葉を交わしています。

 降園時に保護者の方と一緒に収穫する表情は

 喜びにあふれています。

 

【5歳児】

 5歳児も6月の臨時登園日にピーマンを一人一鉢植えました。

 5歳児は苗植えの一連の流れを聞いた後、すべての行程を

 思い出しながら順を追って、植えていきます。

 『畑の横の土を入れ、ポットの苗をプランターに入れ、

 土をかぶせて、水やりをする。』

 昨年の経験も思い出しながら、友達と一緒に植えていました。

 「ピーマン苦手やけど、収穫できたら、頑張って食べてみる!」

 「白い花、咲いてきた。」

 「花咲いた後、プクッて緑になってきたなぁ。」

 「今日は暑いから多めにお水、あげよう!」

 「ピーマン、2個できてる!」 

 「こっちの方が大きいな。」「○○ちゃんのん、すごい!」など、

 さすが年長児!様々な気付きが見られます。

 「先生、見て~!」降園時には、保護者の方と収穫した

 ピーマンを誇らしげに見せてくれる5歳児です。

 

 

 栽培活動を通して、このような力が育つと考えます。(一例です)


〇「昨日、雨降ったなぁ。手で触って土が乾いてる時は、水、あげよう!」

発見・自己判断→思考力の芽生え

       情報を伝え合う→言葉の伝え合い

       社会生活との関わり

 

〇「一緒にお水やり行こう!」

 「プランター運ぶの、手伝うわ!」

      共通の目的に向かって協力する→協同性

 

〇「わぁ、カラスに食べられてる。」 「大事に育てたのに・・・」 

                   道徳性の芽生え 自然との関わり、生命尊重

 

〇「1個できた!」「自分の背より大きくなった!」 

                数量や大きさへの興味関心

〇「ぼくの見て!」「わぁ、○○ちゃんのん、大きいなぁ!」 

                 言葉による伝え合い 豊かな表現

 

〇「ピーマン、苦手やけど、食べてみよう!」            

         健康な心と体  自立心の芽生え