本園では幼稚園玄関に、
3歳児の週案、4・5歳児の週案を掲示しています。
この週案は、1週間の遊びや園行事の内容はもちろん、
教師がどのような援助をし、
どのような力の育成を目指しているかが記入されています。
週案の立案の際には、職員会議を開き、
現時点のクラスや年齢別保育時での子ども達の姿を出し合い、
どのような援助が有効であったか、
どのような援助があると更に深められたかなどを反省、検証し、
今後の課題を見極めています。
また、その話し合いの中では、
子ども達の成長を感じた具体的な言葉や表情、
行動なども伝え合うとともに、
気になる様子なども出し合い、共通理解をし、
保育にあたるようにしています。
例えば・・・
「○○ちゃんが自分からご挨拶できるようになってるね。」
「○○ちゃん、年齢別保育の時、しっかりお話を聞いて、
活動することができていたよ。」
「○○くんが、自分でトイレに行けるようになりました。」
「○○ちゃん、朝の準備ができたら、うちのクラスに来て
いい物づくりを楽しんでいるよ。」
「5歳児の○○ちゃんが、4歳児の△△ちゃんが淋しそうにしていたら
寄り添って、声をかけてくれていたよ。」
「○○ちゃん、朝、声をかけた時、元気がなかったけど、
その後、保育室でどうだった?」
「この頃、担任のそばにくっついているけど、
年齢別の時間の時はどう?」 などなど・・・
共通理解して、保育を進めることで、
子ども達一人一人を
様々な角度から職員それぞれが見守り、
援助する一端となります。
週案を掲示することで、保護者の方に
お子様がどのような活動を1週間しているかを
知っていただくと同時に、
幼稚園がどのような力を育みたいと考えているか
知っていただく機会になればと考えています。