2020年 12月

  • 【12月25日更新】友達との関わりを通して学ぶもの
    2020.12.25 17:16:22

    大阪府下に新型コロナウィルス感染症のレッドステージが発令され、本園におきましても、日々の検温、手洗い、消毒、うがいなど保護者の皆様にもご協力をいただきながら、感染予防に努めております。

    秋の運動会以降、比較的、あたたかい気候が続く中で、年長児・年中児は一人一人が『これ、苦手やからできるようになりたいねん!』『もっと、すごい技できるようになりたいねん!』と強い気持ちや目標をもって、園庭の雲梯や鉄棒などの遊具に意欲的に取り組む姿が見られました。

     

    そのような子どもたちの頑張りに応えて、『チャレンジカード』を作成し、取り組めるようにしました。

     

    鉄棒では、まずは“つばめ”“ふとんほし”“ぶたのまるやき”などの易しい技から、“まえまわり”“さかあがり”の難しい技に段階的に挑戦できるようにしました。

    なかなか体がうまく動かなかったり、恐怖心が先行してしまい、「うわ~、でけへん…」ともう少しのところで

    諦めてしまったり・・・そのような友達の悔しそうな姿を見て、「○○ちゃん、こうやったらできるよ!」「頑張って!」と友達がアドバイスを送ります。

    その声に応えて、諦めかけていた子も勇気をもらい「もう1回、頑張ってみる!」と挑戦!

    「あともうちょっと!」「怖くないよ!」「もっと足、あげて~!」「○○ちゃん、頑張れ!」と友達の声が園庭に響きます。

    何度も挑戦し、「やった~、できた!」の声!

    中にはできたことが信じられず、茫然と立ち尽くす子も・・・。

    「すごい!頑張ったな!」と頑張った友達の姿を認めたり、できたことを自分のことのように喜んだりする子どもたちの純粋な気持ち・・・心があたたかくなります。

    また、目標をクリアした時の充実感に満ちた表情も輝いています。

    決して『できる』『できない』ではなく、【苦手なことにも諦めずに挑戦するたくましさ】【自分のことだけでなく、友達の頑張りに目を向け応援し、心を通わすことのできる仲間関係】などの力を、今後も本園の子どもたちに育んできたいと思います。