【8月19日更新】水遊び、楽しいな!

2020.08.19 18:35:25

今年度、感染予防の観点等から、

市営プールやビニールプールを使用しての遊びが

できなかった子ども達。

そこで、今回は1学期末に本園で行った、

涼を求めての“水遊び”の中から数点と、

遊びを通して子どもたちが学んだ様々な姿について、

紹介させていただきます。

3歳児

3歳児は、年中児・年長児を見様見真似しながら遊ぶ中で、

(思)様々な道具を使って遊ぶ楽しさ(数)数や形への興味

協)友達と試したり、一緒にしたりすることの喜びなどを

体いっぱいで感じていました。

教師に(言)(数)「タコの形に切って!」「魚の形がいい!」

リクエストし、(豊)自分たちで色を塗った魚を水に浮かべ、

(社)魚釣りをしたことがとても楽しかったようです。

 

4・5歳児

4歳児は(思)(豊)スチロールのお皿に色を塗り、

水鉄砲の的を作りました。

(協)友達と的をめがけてピューッ! 

教師が子ども達の思いを受け止め、

遊びがより楽しくなるようにと作った

思)風船の的は風で動いて、なかなかうまく当たりません

(言)「うまくいけへんなぁ」「今度こそ!」「当たった!」

(協)友達と力を合わせて当たった時の喜びは、

何事にも耐えがたい達成感を味わえました。

 

 

5歳児は、1学期から海のイメージで遊びを広げていたことから、

スチロールやペットボトル等の

思)(豊)廃品を使って、船を作りました

(豊)余った廃材で自分の姿を作り、乗せている子もいました。

(協)(道)その船を友達と協力したり、交代したりしながら

ボードに水を流していると

(思)(言)(豊)「わぁ、流れていった!」

「水の乗った船は流れていくのが早いな!」

「なんでやろう?」「重いと早く流れるんかな?」

「すごいな!」と発見したり、(協)喜びを共有したり

樋を使って、スーパーボールを流す遊びでは、

樋をうまくつなぐために、

(思)コンテナや椅子などをもってきて乗せたり、

うまく流れるために高低差をつけたりと想像力を働かせながら、

樋同士をつなぐ姿が見られ、“科学する力”を存分に味わっていました。

 

これらの様々な体験が小学校に進学した際、教科学習に繋がります。

数や大きさの違い等は算数、重さや風の影響等は理科、

言葉を交わし自分の思いを伝えることは国語に、

友達との共感や協力、

順番を守ったり、交代したりすることは

社会や道徳などにも繋がります。

遊びの中から、

これらの力を育んでいくことを本園では大切にしています。

 

※文中の(思)(協)などは、幼稚園教育要領内の

幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿の

頭文字を記入しています。

「健康な心と体」「自立心「協同性」

「道徳性、規範意識の芽生え」「社会生活との関わり」

「思考力の芽生え」「自然との関わり・生命尊重」

「数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚」

「言葉による伝え合い」「豊かな感性と表現」