コグトレを通して

2021.07.16 16:27:49

浜幼稚園では、1学期間、コグトレに取り組んできました。その中で子どもたちの姿が変わってきた時期がありました。「これ難しいわ」「うーん、ちょっと考えるわ」「慎重にせなあかんなあ」コグトレに取り組む中で子どもたちからこんな声が聞こえてくるようになりました。

できない(自分の現状)に気付き、出来るようになるにはどうしたらいいのかを考える。時には教師や周りの励まし、手助けが必要な時もあります。周りから「いけてるよ」「あってるよ」「その調子」「がんばれ!できるよ」という声があることで少しがんばってみようかなという気持ちがうまれます。このようなスモールステップの援助を繰り返し積み重ねる事で「できた」「やったあ!」という達成感に繋がります。その経験が自己有用感を高めてくれます。

  

まずはできない自分を知ること。そこから成長の方向性が見えてきます。今回コグトレに取り組む中で、自分のできないことに気付き、克服しようと取り組む姿が見られた子の方が成果が大きかった気がします。

 今後もできないから・・・と諦めてしまうのではなく、出来るようになりたいという気持ちを大切に「努力のツボ」といっぱいにできる子どもたちなれるように、子どもたちの気持ちに寄り添いながら援助していきたいと思っています。

※「努力のツボ」の話は園長先生に教えていただきました。